〜1点1点すべてが手作業の世界〜
あけて楽しむにこだわって
・・・明日はこの方に届くんだとお思いながら・・・お届けはこんな感じです。Go⇒
ラッピングは「はま磨り」作業から |
ラッピングと言えばよく聞こえますが、「ハーブ柄の白い陶器」では通常、簡単な包装をするだけです。陶磁器は1200℃〜1300℃ぐらいで焼き上げます。陶磁器には上薬とか釉薬(表面の薬)をかけてきれいに表面を仕上げます。しかし、窯で焼成する時は一番下の部分だけ釉薬を剥がします。そうしないと高温で焼成したときに窯で製品が棚板(製品をのせて焼く耐火材)にひっついてしまいます。この釉薬のない部分が焼きあがったときはざらざらになっています。お皿の裏側のテーブルと接する部分、この部分を「はま」と呼んで釉薬がかかっていません。グラタン皿なんかの裏側などは全部釉薬が剥がしてあります。この「はま」を研磨しないと大切なテーブルや机に傷がつきます。1個ずつこの作業から行います。これを「はま磨り」と言い、この作業からラッピングは始まります。どんな製品でも陶磁器である以上は1箇所は無釉薬の部分があるはずです。 |
ミラーマットorエアパッキンによる下包装 |
当然ですが陶器は割れ物ですので、箱に入れたり、弾力性のあるミラーマットやエア-パッキンなどで下包みをします。また渕の部分に金線などで仕上げがしてあるものは、その前に紙で包みます。金線はただの金色ではなく本当の「金」を溶剤で溶かし液状にしたものを加工焼成したものです。宝石の「ゴールド」が金属として余り硬くなく加工しやすいのと同じように、絵付け用の金も同じことが言えるわけです。余り何度も何度も繰り返し使っていくと磨耗することはあるのはこの点からです。しかし家庭で使う分には何の支障もありません。(ただ念のために)ただ割れないようにお手元に届くことが大切だから下包装もしっかりと・・・ |
1点ずつ再生紙で包装&麻紐でチョウチョ結び |
「はま磨り」と下包みの出来上がった商品は最後に1点ずつ、中間色の再生紙で包装し麻紐で結んでゆきます。包装が二重になってより割れにくくなることと、1点ずつ包むことで「あける楽しみ」を感じて欲しいからです。「そっと心をこめて」のページでも触れました、心のおまけや今月のお買い上げプレゼントなどもご注文の商品と一緒に同梱されるため、どの包みに何が入っているのかわかりません。商品が手元に届いてからも楽しんでいただきたくこのように致しました。「この包みは何が入っているのかな?」と思いながら紐をほどいていって欲しいのです。私も1個ずつ包むことで私のこの手から一人一人の方の手に渡って行く実感がわいてきます。見た感じは不作法ですが、「わくわく感」を大切にしました。(当然ですがご希望があればきれいな化粧BOXにもお入れします。) |